STELLAR clip – 働く人の住まいを考える

MONTHLY BANK誕生のお話

MB誕生のはなし サムネ-

こんにちは、ステラーフォースです。

提供開始してから3年が経ち、STELLAR clipでも紹介させていただいているMONTHLY BANK(以下、マンスリーバンク)。

マンスリーバンクをもっと知ってほしいと思い、今回はMONTHLY BANKがなぜ誕生したかについてマンスリーバンク事業部 部長の高橋 明宏さんに当時のエピソードや想いをLDK編集部と対談形式で語って頂きました。

MONTHLY BANKのサービス内容についてはこちらの記事から

プロフィール:高橋 明宏さん
2010年 入社。転勤者の賃貸不動産仲介の営業を経験後、現在のマンスリーバンク事業部にあたるマンスリーマンション事業の立ち上げメンバーとして抜擢される。現在はマンスリーバンク事業部の部長として事業拡大に務めている。

はじまりは社長のむちゃぶり!?

2019年、コロナ過で世の中が混乱に陥っている中、弊社は法人社宅の仲介事業をメインとして会社を運営していました。

社長である有村が一般賃貸物件のみならず、全国のマンスリーマンションの紹介も可能ということを取引先である各代行企業様へ営業をしていたことがきっかけでした。

編集部:当時、有村さんが取引先企業様へマンスリーマンションの営業を行っていることやマンスリーマンション事業をやろうとしていることは知っていましたか?

高橋さん:全く知りませんでした。有村さんが全国のマンスリーマンションを紹介できると代行へ営業していたことは後から知り、今までやったことのないマンスリーマンションの物件紹介の依頼を対応していました。

編集部:最初は不慣れながらも、取引先企業様へマンスリーマンションの紹介を全国的に行っていたんですね。

高橋さん:はじめは直接、ご希望の地域のマンスリーマンション業者をクライアント企業様へ紹介するのみでしたが、その業者の対応があまり良くなかったようで、普通賃貸の仲介のように当社がクライアント企業と業者の間に入って契約が終わる最後まで案件をまとめてほしいとご要望を頂きました。

編集部:仲介事業の実績や信頼があったことからこそ取引先企業様からご要望を頂いたんだと思いますが、当時、マンスリーマンションの仲介をすることは可能だったんですか?

高橋さん:有村さんの提案で、当社が転貸借契約をして貸主となり、マンスリーマンションをクライアント企業様へ貸して契約を最後まで責任をもって行うことになりました。マンスリーマンション業界では異例だったと思います。

MONTHLY BANKが形になるまで

編集部:マンスリーバンクを始めた当初、最もハードだった瞬間や、それを乗り越えたから今があると思うエピソードはありますか?

高橋さん:マンスリーマンション業界に入っていくことになった当初は、部署もやり方も確立しておらず、一人では到底対応できないほど依頼が来てしまい、全国のマンスリーマンション物件を探すことに必死でした、、、

編集部:一人でやり方を学んでいき、模索しながらも一つ一つの案件を大事に対応していたんですね。

高橋さん:はい、時間がいくらあっても足りない状況が常に続いていました。
1日5件程度、多くて10件のご依頼が来ていました。我々が得意とする都心部ではなく、地方のご依頼を多くいただいておりましたが、土地勘も分からず、調べながらの対応だったので仲介の1件と比べてウエイトが重く感じていました。
当時、当社ではマンスリーマンション物件を所有していなかったこともあり、当社が貸主として転貸借契約ができる物件を増やすこともミッションに掲げていました。

編集部:ほぼ一人では不可能なくらいの業務量でしたが乗り越えられた理由はなんだったんですか?

高橋さん:同じチームで働いていた宮下さんにとても助けられました。
営業で外出していることが多かったので、反響対応は勿論、契約手続き、書類送付、経理等すべて宮下さんにやってもらっていました。私が遅くに会社に帰ってきても、宮下さんはいつも残業してました。
たくさんのサポートもしてもらったことが今では懐かしい思い出です。

編集部:今のマンスリーバンクの基礎を作ったのが宮下さんということですね!
そんな中、ミッションであった当社が貸主として転貸借契約ができる物件を獲得するまでに、どんな苦労や工夫がありましたか?

高橋さん:はじめはマンスリーマンション業者からなぜ転貸借契約するのか、つまり当社が借りてさらにクライアント企業様に貸すということがマンスリーマンション業界では異常でした。ましてや、当社の知名度もあまり高くなかった為、、”おたくは何の会社なんですか”と怪しい会社に思われていたみたいです、、、(笑)
ですが、法人社宅仲介での実績があったのと、なぜ当社がクライアント企業様と業者の間に入る必要があるのかを丁寧に説明することを心掛けたこともあり、徐々にマンスリーマンション業者からの理解を得ていきました。その甲斐あって、契約件数を増やすことに成功していきました。

編集部:マンスリーバンクは、クライアント企業様だけではなくマンスリーマンション業者とのつながりも大事ということですね。

高橋さん:全国各地の物件を日々斡旋・成約しているということもあり、業界の横の繋がりが深く、ステラーフォースならマンスリーのことを何でも知っていると同業者から評価していただいています。

お客様の声を実際に形にしてみる

編集部:普段、マンスリーバンクを提供している中で一番盛り上がった瞬間や、成功を実感できた瞬間は何でしたか?

高橋さん:いくつもありますが、3つ大きい出来事がありました。1つは大手企業様と提携契約を結び毎月100件以上のご依頼を頂けていることです。企業様によって毎月100人以上の出張が発生することがあり、その企業様の担当者に代わってマンスリーバンクがマンスリーマンションの手配や契約業務、その他各種サポートを提供することができました。チーム全員の力で対応できたことがチームにとっていい経験になりました。
2つ目は、現地の不動産と協力してマンスリーマンション物件を作ったことです。ご希望の地域にマンスリーマンションの物件が無いケースがあり、クライアント企業様からどうにか探してほしいと依頼を受けたことがありました。その声を受けて物件が無いならマンスリーマンション物件を作ろう、となったのがきっかけです。
マンスリーマンション物件を運営していない愛知県や兵庫県、京都府などの現地の不動産管理会社と協力して家具家電のセットアップやライフラインの手配を行ってもらいました。皆様に助けられ、無事マンスリーマンション物件が完成し、企業様にも喜んでいただくことにつながりました。そして、その企業様は現在、春先の新入社員研修や大規模な人事異動の際にマンスリーバンクを毎年定期的にご利用いただいています。リピートしていただけることで私たちのサービスがいかに必要とされているかを改めて実感するとともに、身が引き締まる思いです。

物件紹介してからの先が大事

編集部:慣れないマンスリーマンション事業を運営していく中でハプニングやトラブルになりそうだな、、、と感じたところはありますか?

高橋さん:一般賃貸とは違い、入居時まで室内の状況を確認できない為、設備内容の違いや設備不良に気が付かないケースがありました。

また、地方ではマンスリーマンション物件が少なく、クライアント企業様への物件のご紹介が非常に難しいこと、関係性が構築できていない業者だと物件の管理状況や清掃状況の良し悪し等で連携がうまく取れず、クレームが入る恐れがありました。

編集部:なるほど。事前に室内の状況を見ることができなかったり、地方のご依頼はトラブルに繋がりそうな要素が詰まっていますね。

高橋さん:実際にハプニングやトラブルは残念ながらゼロではありません。
事前に防ぐことが大事ですし、万が一、何か起きてしまったときに迅速かつ丁寧にお客様が安心できる対応をする必要があると考え、行動しています。
例えば、実際に起こったトラブル事例を共有してマンスリーマンション業者に入居前チェックを促したり、クライアント企業様から貰ったアンケートを共有して再発防止に取り組んでます。

固定概念にとらわれず働く人の住まいを考える

編集部:この4年間だけでも色々な経験をしてきたかと思いますが、他社との競争が激しい中で当社のマンスリーマンション事業が他と差別化されていると感じるポイントは何ですか?

高橋さん:他社は自社運営の物件のみしか紹介することができないケースが大半ですが、当社は自社運営の物件は勿論、他社が所有する物件もまとめて提案できるところですかね。

編集部:冒頭でもお話して頂いた、当社がクライアント企業様と業者の間に入る必要があるのかを丁寧に説明したことや同業者からの評価が繋がってきますね。
今後、マンスリーマンション業界はどうなっていくと思いますか?

高橋さん:マンスリーマンション業界は成熟しているマーケットではないです。
コロナ過も明け、インバウンドの影響でホテルの需要が高く料金が上がっているなか、これからマンスリーのニーズが増えてくると考えています。マンスリーバンクも時代の流れをしっかりと捉え、形にとらわれず常に進化していけるよう、変わらず社長のむちゃぶりにもすぐに対応していきます。

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